レックル

横浜市歴史博物館公式キャラクター 2020年3月納品

正面

左側面
背面
右側面

博物館内にて


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博物館に公式キャラクターがいたのですが、博物館に飾っている造形があまり可愛くなく、もう少しイラストに近く人に受けやすいグリーティング用の着ぐるみを製作したいと探されていて、当社にお声がけいただけました。

仕様

サイズW1350 D1250 H1950
身長設定175㎝ (170~180㎝まで)
材質起毛タイプ
重量本体3Kg程度・バッテリー2.7Kg
構造品本体・送風機・バッテリー2台(予備含め)・充電器
バッテリー搭載用リュック・スニーカー
電源DCバッテリー(国内市販品)
連続使用時間4時間以内(バッテリー1台)
オプション装備品(懐中時計)・収納用PLケース

製作工程

 
提供されたイラスト

 
イラストをもとにした3Dイメージ

 
着ぐるみ内部

イラストをいただき、イラストをもとに3Dイメージを作成して確認いただきました。羽の部分の厚みや着ぐるみの大きさなどを修正しながら納得のいくデザインまで仕上げ、本体製作へと取り掛かりました。胸の時計は取り外せる仕様の方がリアリティがあるということで名札を製作するのと近い仕様で製作することにしました。

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 こだわりのポイント!

 足元を見やすくするため、目だけでなく口も窓に!

 
目の窓

 
口の窓

当社のエア着ぐるみではキャラクターのデザインに影響が出ないよう、体のパーツの一部を中から見るための窓仕様にしています。基本的にはキャラクターの目のパーツをマジックミラー仕様の窓にしていますが、今回のレックルのようにくちばしなどの大きなでっぱりがあるとその下の視界が遮られ、足元が見えなくなります。アテンドの方がついて案内するように指導しているとはいえ、中に入る人自身が実際に着ぐるみの周囲の情報を直接確認できるのは安全のためにかかせない要素となります。そこで今回は目のパーツだけでなく、くちばしの下にある口を窓にすることにしました。これにより足元への視界を確保することができ、安全に運営できるようになりました。

 せまいところやどんなところでも

 
エレベーターの中に

 
高所作業車に

今回に限ったことではありませんが、エア着ぐるみは空気で本体を構成している特性上、体の大きさからはとても入れないようなところでも、体を部分的にしぼませて通ったり入ったりすることができます。形を変えられないウレタン製や発泡スチロール製の着ぐるみでは、エレベーターに乗って移動することも狭めの通路を通ることも困難なことがありますが、エア着ぐるみではそういうこともありませんので、上記のような遊び心のある写真撮影もできます。